すっきりわかった! VPN
読みました。2009年刊行と少し古いですが。
すっきりわかった!VPN 改訂版 (すっきりわかったBOOKS)
- 作者: ネットワークマガジン編集部
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/03/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 35回
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職場でネットワークに詳しい人にいろいろ相談していて、VPNについて自分がまったく不慣れなのを痛感したので購入しました。
接続方式とレイヤーの対応など、理論的な部分を主に復習できました。また、以前から一部のセキュリティ製品がVPN接続機能を持っていることを不思議に思っていたのですが(カテゴリの異なる機能が1つのアプライアンスに乗り合わせているように感じていたのです)、順序が逆というか、エンドポイントセキュリティの確保とVPN接続は切っても切れない関係なのだということが理解できました。
- 第1部 VPNの基礎知識
- 第2部 IPsecとSSL-VPNの基礎知識
- 第3部 マネージドVPN成功への道
- 第4部 暗号化と認証の基礎知識
- 第5部 管理者必修!セキュリティプロトコル
- 第6部 VPNの構築
詳しい目次は出版社のページ(すっきりわかった!VPN 改訂版)にあります。
全体に目を通しましたが、特に第3部と第4部以外を読みました。2009年の本ということで、第3部のISP提供のサービス紹介はざっと見る程度に。また、第4部は、暗号化や認証のごく基本的な話である上に、すでに危殆化した暗号化アルゴリズムを推している箇所があるので流し見。
アスキーのネットワーク関連書籍(ムックを含む)は読みやすくてよいですね。大事な話が何度も出てくる。説明内容がDRYになってないところがよいですw
EC2内でbundle installしたらコケるとき
環境
現象
$ bundle install /usr/share/ruby/vendor_ruby/2.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require': cannot load such file -- io/console (LoadError) from /usr/share/ruby/vendor_ruby/2.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/vendor/thor/lib/thor/shell/basic.rb:2:in `<top (required)>' from /usr/share/ruby/vendor_ruby/2.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require' from /usr/share/ruby/vendor_ruby/2.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/vendor/thor/lib/thor/shell/color.rb:1:in `<top (required)>' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/vendor/thor/lib/thor/shell.rb:17:in `shell' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/ui/shell.rb:14:in `initialize' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/cli.rb:12:in `new' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/cli.rb:12:in `rescue in start' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/cli.rb:10:in `start' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/bin/bundle:20:in `block in <top (required)>' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/lib/bundler/friendly_errors.rb:7:in `with_friendly_errors' from /home/ec2-user/.gem/ruby/2.0/gems/bundler-1.10.6/bin/bundle:18:in `<top (required)>' from /home/ec2-user/bin/bundle:23:in `load' from /home/ec2-user/bin/bundle:23:in `<main>'
対処法
$ sudo yum install ruby-devel gcc-c++ [...] $ gem install io-console Fetching: io-console-0.4.2.gem (100%) Building native extensions. This could take a while... Successfully installed io-console-0.4.2 Parsing documentation for io-console-0.4.2 Installing ri documentation for io-console-0.4.2 Done installing documentation for io-console after 0 seconds 1 gem installed
参考
追記
うん?なんで会社の方に書かないで個人の方に書いてるんだ?
http://b.hatena.ne.jp/rokujyouhitoma/20150724#bookmark-260524814
鋭いツッコミだ…。最新のAMIで再現するか確認してないからです。言わせんな恥ずかしい////
タイタンの妖女
物凄く面白かった。今年読んだSFの中では1、2を争うレベル。タイトルと装丁が好みじゃなくて今まで読んでなかったけど、もっと早く読めばよかった。
- 作者: カートヴォネガットジュニア
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Kindle版
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奇想天外な出来事が起こり続ける点と、作中作の引用が多い点では、『銀河ヒッチハイクガイド』に似ている。でもあっちがナンセンスギャグならこっちは変態紳士のユーモアという感じ。
ディティールの描写が重厚で、世界観の構築力がすごい。たくさんの精緻なイメージが、パッチワークというか、立体パズルのように組み合わさっている。パッチワークほどペラペラではないので立体パズル。作者は、どこかで見たことのある風景を組み合わせて、今まで見たことのない世界を幻出しようとする。
しかし、火星軍の行進の曲のくだりを読んでいると、これを原文でそのまま味わえたらなあという気持ちが募る。英語がんばるしかない……。
銀河ヒッチハイクガイド
読んだ。面白かった。これは新訳とのこと。
銀河ヒッチハイク・ガイド 銀河ヒッチハイクガイドシリーズ (河出文庫)
- 作者: ダグラス・アダムス
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2014/08/29
- メディア: Kindle版
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自分のまわりでは日頃SFは読まないと言っている人たちも、なぜかこの作品は読んでいる。最近読んでいる本としてこの本を挙げて、「あーあれね! 中学生の時に読んだ!」みたいな話に何度もなった。
読んでみて、あーこういうのねという感じ。現代的なモンティパイソンというか(怒られそう)。べつにナンセンスギャグに造詣が深くなくても楽しめる(怒られそう)。けど、造詣が深いともっと楽しめそうですね。
読んでる途中で、Googleでとある言葉を検索した時の結果は、この作品の重要なネタバレだったと初めて知った。そういった教養が足りなくて残念です。。。
そういえば、本屋で見かけるたびにヘンなタイトルだなーと思っていた『さようなら、いままで魚をありがとう』は、この作品から始まる5部作の一部らしい。いつか読むかも。
2015年3月に会社ブログに書いた記事と振り返り
4月も終わりですが、3月の振り返りを。
3月はかなり長時間働いた。仕事を通してできることが増えていくのは楽しい。とはいえ、体がしんどいと頭もダメになるので、ほどほどにしたい。
リモートワークについて
この頃から、「リモートワークは稼働時間が長くなりがち」説は真実かもしれないと実感するようになった。誰もがそうというわけではなく、自分がそうというだけの話。
顔が見えない分いつもより余分に成果を出さねば、などと考えてしまうタイプは、リモートワークに向いてない。肉体的にはいつもどおり淡々とやるのが正しい。それでこそ長期に安定したパフォーマンスを出せる(可能性が上がる)。それは1つのスキルだと思う。
どうすれば上手くできるかは正直まだ体得できていない。知識労働は、単純に時間で区切れば上手くいく性質のものでもないから、難しい(誰だってゾーーーン!な状態の時に切り上げるのはいやでしょう)。
見積りと計画づくりについて
3月の頭はまだ余裕があって、こんな記事を書いていた。
インフラ構築における計画作りは、どうすれば上手くいくのだろうか。どうすればわれわれは炎上しないのかw それで『アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~』を再読していた。
「スケジュールの見直しをスケジューリングする」は、最も簡単に取り入れられる、意味のあるプラクティスだと今のところ思っている。
会社ブログに書いた記事
3月は4本書いた。忙しかったわりには、ほぼすべて就業時間中に書いたところがすばらしい。
- CloudWatch LogsでAmazonLinux上のApacheエラーログを監視する | Developers.IO
- CloudWatch Logsめっちゃ便利。保守目的のシステムログをS3(的な可用性の場所)に転送したいだけで、流量が少なければ、もうこれでいいと思う。もちろん、データ分析対象としたいログは別です。
- 【インスタンスの止め忘れを防ごう】MacのAutomatorとlaunchdで実行中のEC2をリマインドする | Developers.IO
- AutmatorというMacのプログラム実行環境が興味深いなあと思って使ってみた。
- 【初心者向け】ApacheBench入門 | Developers.IO
- 今更感ございましたね。でも性能テスト的な意味での疎通テストというかスモークテストに使うには、ApacheBenchが便利な場面もあります。
- 「実践 Amazon KMS」 #cmdevio2015 #cmdevio2015H | Developers.IO
- 3月に会社が開催したDevelopers.IO 2015というイベントで50分話した内容を紹介しました。冒頭15分は、昨年12月に話した内容(10分でわかる!Key Management Serviceの仕組み)と同じです。
3月はそんなかんじでした。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
タイトルだけ知っていて読んだことがない翻訳SFの代表といえば、自分にとってはこの作品だった。やっと読んだ。
- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
- 購入: 3人 クリック: 89回
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冒頭の展開が唐突かつ退屈で心が折れかけたけど、途中でサスペンスっぽくなってきてからはテンポよく読めた。そこそこ面白かった。
廃墟や宗教の描写がライトノベルっぽい。というか1990年代のJ文学っぽい。もちろん逆なんでしょうけれども。
次はディック作品を片端から読もうという話もありましたが、別の本にいく予定です。でも、『ユービック』は面白いという人が多いようで気になります。TODO: いつか読むかも。