『44のアンチパターンに学ぶDBシステム』

読みました。ためになったので、メモ。

44のアンチパターンに学ぶDBシステム (DB Magazine SELECTION)

44のアンチパターンに学ぶDBシステム (DB Magazine SELECTION)

内容

雑誌「DBマガジン」の特集記事をまとめた本で、DBシステムのアンチパターンDB&アプリケーション編インフラ編プロジェクトマネジメント編の3つに分けて紹介するという内容でした。

パターンごとに、次の項目が記述されています。

  • 問題が発生する「背景」
  • 発生時に観察される「一般形式」
  • どのような「症状と結果」を呈するか
  • 「典型的な原因」
  • 「例外的なケース」
  • 「再構想による解決」方法
  • 「トラブルから学ぶアーキテクチャ」の知識

パターン本お約束の"他のパターンとの関連"も、本文中で随時言及されています。

なお、本の冒頭に、IT版7つの大罪(拙速、無関心、狭量、無精、強欲、無知、高慢*1)と各アンチパターンの対応表が載っています。

感想メモ

  • 冒頭の対応表。最初は??という感じだけど、読み終えてから再度みると納得できる
  • DBMSだけでなく、インフラアーキテクチャ全体のバランスを考えて作ることが必要
  • 個人的に、方式設計について、もっと詳しく学びたい
  • DBシステムでも、システム開発全般と同じく、ヒト系の生々しい課題がある様子。難しくも面白いなあ・・・

*1:こうして並べて書くと、耳が痛い