ガニメデの優しい巨人
『星を継ぐもの』が面白かったので、続編を読んだ。
- 感想: 星を継ぐもの - 虎塚
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: Kindle版
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イギリスからヒューストン、月、最後には木星へと出かける前作と比べて、木星からはじまり地球へ帰る本作は、躍動感に少し欠ける。こたつでリラックスして長話を聞いていたら、最後にびっくりの結論が待っていたという印象だった。読後感が安楽椅子探偵っぽい。
穏やかで賢いガニメアンたちが好きになった。
しかし、生きた異星人とリアルタイムに邂逅する話は、読んでてちょっとさめちゃうなと思った(個人の現時点での好みです^^; そのうち変わるかも)。異星人の痕跡が見つかるとか未来から異星人がやってくるとかぐらいにとどめた話の方が、現実の延長線上で騙されたい欲求(?)を満たしてくれる気がする。
じつは会社の同僚氏からコミック版の『星を継ぐもの』全4巻を貸してもらって読みはじめたのだけど、どうも原作同タイトルの続編を含む内容らしいので、コミックを1巻まで読んだ段階でこちらを優先することにした。同僚氏にもfinalfusionさんにもお勧めされるだけあって、コミック版もとても面白い。
この後、小説版のさらに続編も読む予定。Kindle Voyageべんりだなぁ。