西先生の「プロフェッショナルなテスト技術者になる方法」メモ
テスト技術者に必要な視点として、テストから上流にフィードバックすることが挙げられている。最近このあたりが仕事なので、とても気になる。
テストから見た上流とは、実装、設計、そして場合によっては要件だ。要件、設計、実装のそれぞれの工程で混入したバグを可能な限り早くクローズするには、どの段階で、どんな手を打つ必要があるんだろう。ユーザ参加のレビューなのか、静的検査なのか、コードインスペクションなのか?
また、ソフトウェアテスト領域への適性として挙げられている「あそびごころ」については、耳が痛い。納期に追われていて心に余裕がない時は、遊び心はでてこない。また、テストをただのオペレータ作業と捉えている限りは、創造性の発揮にも結びつかない。すくなくとも自分はそうだが、まわりの他のメンバーを見てもそうだと思う。
できることは、進捗管理によって納期のプレッシャーを低減すること、テスト担当者のモチベーションを下げない工夫を継続すること…だろうか。たとえば、快適で必要十分な設備のあるテスト作業環境を提供すること、バグ出ししてくれることに感謝を示すことなど。もっとないかな?