『達人プログラマー』第1、2章のMorning Bee

読もう読もうと言っていた黒い方の『達人プログラマー』。重厚な表紙から、達人とプログラマのANDを取れる人向けな空気を感じて、腰が引けていましたが、ようやく読むことに。

あまのりょーさんにお誘いいただいて、りょーさん&こんぴろさんとのMorning Beeに参加しました。ありがとうございます。

Morning Beeとは?
きめたところまで本を読んできて、思ったことを話すスタイルの早朝読書会です。りょーさんの発表資料「"involve", NOT "evolve"」で紹介されています。

今日は、第1章と第2章でした。

割れ窓の話

そもそも、何がプロジェクトの割れ窓か、という議論が、面白かったです。自分では気づかない、あるいは、気づいても知らないフリをしたくなるようなことが、割れ窓なんだと思いました。

また、著者は、窓が最初に割られたことを知る術があるかを読者に問いかけます。窓が割られたことに気づくには、日報レベルでそこそこ詳細にタスクをトレースするのが有効、というお話を伺って、なるほどと思いました。やはり、相応の労力がかかるんですね・・・

曳光弾とプロトタイプの違い

こんぴろさんの、テストを書くなどメンテしていけばプロトタイプとして作り始めても本番コードになりうるし、曳光弾のつもりでも作ってみてもダメだと分かったら捨てた方がよい、という言葉(ニュアンスが違ったらごめんなさい)を聞いて、はっとさせられました。自分は、曳光弾はインクリメンタルに使い続けるものだとか、プロトタイプは検証後に捨てるものだとか、言葉の定義を明確にすることにばかり腐心していたので。

専用の言語・ミニ言語

第2章の「専用の言語」という項目が、自分で読んだ時は意味不明でした。が、ルール性のある記述を使って、ユーザの要求をコンパイル可能・メンテ可能な形式で書くことをいっているのだと、イメージがわきました。このあたりは、BDDとか(、たとえばRSpec的なツールとか)、メタプログラミングとか、そのあたりの知識があれば、ピンとくる話のようです。

・・・などなど、実際はもっと色々お話ししました。ありがとうございました。次回も楽しみです。

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