技術が生まれた背景を知るということ

Software Design」2011年2月号の「Linuxを正しく理解するためのディストリビューションの今と成り立ち」という特集に、こんなカンジのことが書いてありました。

いわく、パッケージ管理ツールのRPM系、deb系という括りでディストリビューションを語るのは乱暴すぎる。本質を理解するには、外形的なことにとらわれずに歴史的経緯を知るべきである。すべての技術は要求から生まれる――

まさにRPM系、deb系という曖昧な区分が頭にあったので、アリャリャと思いました。

Linuxに限らず、どんな技術でも、何らかの要請が背景にあって生まれます。当たり前ジャン、それくらい分かってるよ、と思っていても、表面だけを見て捉えたつもりになっていることって、意外とあるんですね。

本質は何かと問うことを、常に思い出さないといけない。

ワカランワカランばかりじゃ先に進まないけれど、知らないことに対して無自覚になってもいけない。

技術者にとっては、技術に向き合う態度を養うことも、1つの日常的な課題なんだと思いました。(何か激しくまだまだだ。。。)