blockdiag 1.3.1 インストールメモ

blockdiag(http://blockdiag.com/)のインストールメモです。

環境
Windows 7 Professional Service Pack 1 (64 bit)

注釈

Sphinxスタンドアロンインストーラを使えば、blockdiagもPythonも一緒にインストールしてくれます。以前はそちらを使っていました。

今回も同様にSphinxインストーラ(SphinxInstaller-1.2b1.20130818-py2.7-win32.exe)を実行したところ、環境変数の自動設定に失敗したのかsphinx-quickstartが動作せず、手動で設定しても動作しませんでした。

そのため、公式サイトが提示してくれる他の方法でインストールしました。

手順

0. 掃除

インストール先のフォルダに古いバージョンのツールが残っていればアンインストールする。環境変数に古いパスが残っていれば消す。

1. Python 2.7.5 (64 bit) のインストール

http://www.python.org/download/releases/2.7.5/ からpython-2.7.5.amd64.msiをダウンロードして実行する。2.7にしたのは、blockdiagに必要なPythonが2.xであることと、Pillow(手順3参照)がテストされたプラットフォームにWin7×Python 2.7が含まれるため。

Pathにインストールフォルダを追加する。

コマンドプロンプトで「python」と打ってプロンプトが表示されることを確認し、[Ctrl-Z]、[Enter]で抜ける。

2. easy_installのインストール

https://pypi.python.org/pypi/setuptools の「Windows」からez_setup.pyをダウンロードし、任意のフォルダに置く。コマンドプロンプトでそのフォルダへ移動し、スクリプトを実行する。

python ez_setup.py

{Pythonインストールフォルダ}\Scripts\にeasy_install.exeが作成されたことを確認する。

Pathに {Pythonインストールフォルダ}\Scripts\を追加する。次のコマンドでヘルプが表示されることを確認する。

easy_install --help
3. Pillowのインストール

ここからはドキュメント(http://blockdiag.com/ja/blockdiag/introduction.html#windows)のとおり。

easy_installでPillowをインストールする。

easy_install pillow

{Pythonインストールフォルダ}\Scripts\にいくつかスクリプトファイルが入ったのを確認する。今回はPillow 2.2.1がインストールされた。

4. Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージのインストール

マシンにMicrosoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージが入っていない場合はインストールする。

自分はすでに入れていたので省略。

5. blockdiagのインストール

easy_installでblockdiagをインストールする。

easy_install blockdiag

{Pythonインストールフォルダ}\Scripts\にいくつかスクリプトファイルが入ったのを確認する。

simple.diagと名前をつけたテキストファイルに、ドキュメント(http://blockdiag.com/ja/blockdiag/attributes/diagram.attributes.html)のサンプルコードを適宜コピーアンドペーストして、任意のフォルダに保存する。そのフォルダに移動して、次のコマンドを実行し、同じフォルダにsimple.pngが出力されることを確認する。

blockdiag simple.diag
ついでに

図で日本語を使いたいので、フォントにMS ゴシックを指定する。

{USER_HOME}\.blockdiagrcに次のように書く。

[blockdiag]
fontpath = C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc

おしまい。