巨人たちの星

『星を継ぐもの』の続編『ガニメデの優しい巨人』を読み終わってすぐに、Kindleで買って読んだ。続々編。

巨人たちの星 (創元SF文庫)

巨人たちの星 (創元SF文庫)

宇宙スペクトル活劇でございという感じ。敵役が単調すぎるのが難。まあまあ面白かった。正直1作目が一番面白かったけど、そういうものだと思う。

1作目では登場人物の髪型や服装についての言及がほとんどなかったのに、この作品では描写が増えていて、作者の変化が伺える。物語も、男女の仲の話やら、スパイもののような展開やらと、フレーバーの種類が増えた。

主人公のハント博士は、1作目ではあまりにもスーパーマンぽい閃きの人だったので、いけ好かなかった。3作目ではかなり俗人的になり、これくらいがいいなと思った。

そういえば、この世界のコンピュータはよく喋る。馴れ馴れしかったりギャグを言ったりするのが面白い。無機質なサーバントではない。

まださらに続編があるらしいけど、同僚氏に貸してもらったマンガ版をそろそろ読みたい。