楽園の泉
面白かった。
- 作者: アーサーCクラーク,山高昭
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Kindle版
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finalfusionさんから『遥かなる地球の歌』とあわせて教えてもらって、読みました。
ハリウッド映画になってもおかしくなさそうな英雄譚(なってないのかな?)。心臓が止まりそうな終盤の展開も最高だった。人間離れというか、人類離れしたエピローグについては、なくてもいいのではと感じたけど、『幼年期の終わり』の作者らしいと思った。
前回の播種船に引き続き、よくある題材と聞いてはいたけど初めて読む「宇宙エレベーター」の話で、その面でも満足感があった。スリランカに似た舞台で、古代の王族の話(創作)を交えながら、混沌とした時間軸で話が進む。食い合わせの妙という感じ。