メモ:Fedora 13 英語環境で日本語入力

言語を英語に設定した Fedora 13 で、日本語入力をしたり、Webブラウザで日本語を表示したりする方法をメモ。

方法

IMプラットフォームのSCIMをインストールし、SCIM上で日本語入力システムを選択する。

詳細

(1)SCIMをインストールする

scim-lang-japaneseをインストールする。

# yum install scim-lang-japanese

インストールされたもの。

Installing:
scim-lang-japanese x86_64 1.4.9-6.fc13 fedora 29 k
Installing for dependencies:^M
anthy x86_64 9100h-12.fc13 updates 6.1 M
im-chooser x86_64 1.3.2-1.fc13 updates 145 k
imsettings x86_64 0.108.1-2.fc13 updates 188 k
imsettings-libs x86_64 0.108.1-2.fc13 updates 103 k
kasumi x86_64 2.5-3.fc13 fedora 72 k
libgxim x86_64 0.3.3-3.fc12 fedora 120 k
scim x86_64 1.4.9-6.fc13 fedora 431 k
scim-anthy x86_64 1.2.7-3.fc12 fedora 254 k
scim-bridge x86_64 0.4.16-5.fc13 fedora 96 k
scim-bridge-gtk x86_64 0.4.16-5.fc13 fedora 40 k
scim-libs x86_64 1.4.9-6.fc13 fedora 314 k

SCIMと同時に、依存パッケージのim-chooserもインストールされる。

(2)Input Method を設定する

タスクバーの[System]→[Prefeences]の中に、[Input Method]というメニューが現れるので、クリック。[Enabled input method feature]のチェックボックスをオンにすると、設定が変更可能になる。次の2つが表示されているので、SCIMを選択する。

  • Use SCIM (recommended)
  • Use X compose table

ここで変更した内容は、次のログイン時から有効になる。

[Input Method Preferences...]ボタンをクリックする。SCIM Input Method Setup ウィンドウが表示される。IMEngineで、Global SetupにJapanese Anthyがあることを確認して、[OK]ボタンをクリックする。

[Log Out]ボタンをクリックする。システムからログアウトするかどうかを聞かれるので、ログアウトする。

(3)日本語フォントをインストールする

ログインし直すと、入力切替キー(デフォルトは[Ctrl - Space])で、英語入力と日本語入力を切り替えられるようになっている。

しかし、日本語フォントがインストールされていないと、日本語は使えない。「scim wants to install a font」というアラートが出るので、提示されたフォントをインストールする。

以上。

参考ページ

参考にさせてもらいました。SCIMを知らなかった(!)ので、助かりました。

Fedora 13では、im-chooser の依存関係は(上記のように)解決済みのようです。

余談ですが、最初はこちらを見ていました。

が、やりたいことと違うのに気づいて後戻り。こっちはシステム全体を日本語環境に変えたいときですね。