『UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第2版』

2ヶ月くらい前から使い始めて、最近「良い本かも」と感じることが増えたのでメモ。

シェルスクリプトを書くために役立つ細々とした知識が、常識レベルから解説されているのが嬉しい。「変数に値が入ってこなくても動くように書け、それにはこうしろ」とか、「エラーが出てもすぐに終了しないようにフラグを使うべし」とか、カレントディレクトリ以外でも実行可能にする方法(つまり、スクリプトの汎用性を上げる方法)だとかが、コード付きで載ってます。

コマンドリファレンスとしての機能は、可もなく不可もなく。manやインターネットで事足りるし、この本が特段使いやすいということはないけれども。

処理速度を求められているからという理由からだけではなく、みなさんもいろいろと代替案は考えてみるのは、shから離れて別のスクリプト言語を始めるいいきっかけになるのではないでしょうか。大きな規模のシステムでは大容量のテキストファイルを編集するという作業も必ず出てくるものです。そのときおたおたしなくてすむように、今から心構えと準備ができていると、きっと役に立つことでしょう。

山下哲典:『UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第2版』,p.426,ソフトバンククリエイティブ,2010.2.

はい。

UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第2版

UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第2版