『テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法』重い

テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法

テスト担当者を悩ませる、10の難題克服法

図書館で借りてきて読んでいるのですが、なんだこの大変な世界は…。

この本は副題のとおり、テスト活動で生じうる躓きを、人間関係的、政治的、管理的、調整的アプローチで解決する方法について、提案してくれます。

開発者とテスト担当者が失敗と成功を分け合いながら、"良いシステムをリリースする"というゴールを共有して仕事をするには、そのための組織づくりが必須だし、それには経営者の関与が必要である、ということがよく分かります。テストプロセスの改善なんて一朝一夕にできない。そうですね・・・。しかし、ここまで問題が解きほぐされていれば、改善箇所を探しやすいという意味では希望があるんかな。。。(と無意識に良いとこ探しを始めるくらい、何か気が重くなってしまった)

あと、「システムが目的とするところと機能を理解せず、テストスキルも備えていない人をいきなりテスト作業に投入しても、誰にでも見つけられるようなバグしか見つけられない」というような警句があって、その通りだなぁと思いました。

# 最近テストの壁にぶつかり続けているせいか、テスト関連本を読むと色々考え込んでしまう。もっとニュートラルな感じで読みたい。でも今読むことも、それはそれで重要な気がする。