エンジニアがブログを書くことについて

次の日記を書いてちょうど1ヶ月たったので、ブログを書くことについてまた考えてみました。

以下は、一般的なブログの話というより、エンジニア(または、エンジニアを名乗りたい人)にとってのブログの話です。

余談ですが、昨日、やっとはてなダイアリー市民(金)になりました。日記を300日分書いたら、なるらしい。やりましたね。おめでとう自分。

ブログを書く理由になるもの

自分のブログは自分にしか書けない

ブログは他人に書いてもらうわけにいきません。お金を積んでも買えません。

100日の記録は3日で書けない

ブログを一朝一夕でまとめて書くことはできません。

毎日少しずつ時間を投じるしかないのは悲しいところですが、やっていくとメリットも得られます。

長期に渡ってチリを積もらせると、自分の得意/不得意、好き/嫌いの傾向がはっきりします。

得意を知れば、伸ばすことで武器にできるかもしれません。

不得意を知れば、仕事で必要になる前に、あるいは、なった時に、対策を考える必要があると分かるでしょう。

書かなければ何も残らない

エンジニアの名刺としてのブログ、という考え方があります。これは、仕事について社外で話せる人や、仕事以外の実績を多々持つ人には、もしかしたら不要なのかもしれません。実績とは、たとえば、自作のツール、サービス、書籍、コンテストの賞、OSSのパッチ…などなどです。

しかし、もし仕事内容が機密で、外に出せる実績も作ってないなら、ブログを書くことで、「人に誇れる仕事以外の成果はないが、何かしらその時その時に気になったことを家で勉強していたし、それでこういうことが身についた」ということが残ります。


ブログを書く心理的抵抗とそれへの処方

自分は文章を書くのが苦手なので、抵抗といえばそれくらいです。

が、一般的にはそれ以外にも、ブログを書く上での心理的抵抗は存在すると思います。

  1. (経験年数が○年なのに)無知を晒すのが恥ずかしい
  2. 下手なことを書くと仕事で信頼を失いそう

これらに対処する考え方について。

1.のように感じるならば、なおのこと1日も早くはじめた方がよいです。時間がたてばたつほど、恥ずかしくなる一方です。また、真に恥ずべきは、本当の実力を知られるのが怖いという気持ちだ、といった精神論が効くかもしれません。

2.については、はっきりした答えを出せていません。おそらく、「自分で気にするほど、まわりは自分を見ていない」というのが、現実的な答えではないでしょうか。はてなの恥は書き捨てなのです。

弟子にブログをすすめる方法

最後に、ネタを。

あなたが誰かの師匠だとしましょう。あなた自身はブログを書くことが大事だと考えているものの、弟子にはその認識がないという状況を考えてください。

あなたが弟子に「ブログを書け」と口を酸っぱくして言っても、伝わらないことがあるかもしれません。がっかりしないでください。ご存じのとおり、人は自発的にやろうと決めたことしか続けられないものです。

まずは、先輩であるあなた自身がブログを書き、興味深い技術ネタのエントリで人々を感心させたり、釣って釣って釣りまくったりするとよいでしょう。そうすれば、弟子はウッカリ感化され、自ずからブログを書きはじめるかもしれません。

その結果、弟子が定期的に無知を晒すようになれば、気が向いた時に適宜 m9(^Д^)プギャーしてやってください。弟子は顔を真っ赤にして、せっせと勉強するようになるかもしれません。

そうだといいですね。