Seasar Conferenceで「T2でつなごう!」を聴いた

Seasar Conference 2009 Whiteで、米林正明さんと片山暁雄さんの「T2でつなごう! -つなぐつながるWebフレームワーク『T2』の紹介」を聴きました。

T2=@(アノテーション)+ほんのちょっとの規約

クライアントとサーバで組み合わせがおおすぎ。もー無理!(テツ)

  • 目玉はDIコンテナ非依存
    • ステートを持たないアーキテクチャを目指す
    • コンテナがなくてもT2単体でPageクラスを動かせる
  • ユーザに介入してほしいから、コアはシンプルにしている
    • 提供しているextが主流なのでなく、ユーザのチームで拡張してほしい

コードの中でアノテーション紹介

米林さんが、いくつかピックアップして紹介してくれました。

  • @Direct:受け取ったデータを「直接」書き込む
  • @NoOperation:自分は何もしない。次の子も何もしない*1
  • @PassThrough:自分は何もしない。次の子にまかせる

エントリーポイントのPOJOアノテーション付与

これはようするに、「publicのPageクラスにアノテーションをつける」の意。(米林さん)
アノテーションが多いけど、分からないモノは最初は使わず、分かるようになったら入れていくといい。(片山さん)

感じたこと

前回T2のセッションを聴いたときは、どんなときにT2を使うと嬉しいのかが、まだ想像できませんでした(いろいろなコンテナが跋扈する開発環境で、「無理!(by テツ)」となった経験がまだないため…)。でも今回、ちょっと姿がみえてきました。いま、もしリッチクライアントとつなぐことになったら、まずT2の最新版を調べると思います。T2ならつないでくれるかも? と期待しそうになるくらい、Web2.0対応が幅広かったから。Flex3対応予定とかも、すごいなぁ…。前回も思ったけど、@Ajaxはベンリそうだし。

それにしても、米林さんは初心者の気持ちをよくご存じだと感嘆。一見「?」と思うようなアノテーションを選んで説明してくれたので、助かりました。ありがとうございました。

*1:T2はフィルタで実装