VMwareの仮想マシンを構成するファイル

VMware徹底入門 (DVD付)』のp.129に、「表4.2 仮想マシンを構成するファイル」というのがある。その表に載っている拡張子がコレ。

  • vmdk
  • vmx
  • nvram
  • vmsn
  • vmdk
  • vmss
  • vswp
  • log

なにやらvmdkが2回でてくる。思わず誤植を疑って(ごめんなさい…)出版社の正誤表を見たけど、載ってない。

もう一度本を読み返して、後者のvmdkは差分記述用ファイルだということをやっと理解した。というわけで、メモ。p.132にちゃんと書いてあった。vmdkファイルって2種類あるんですね。

ついでに、Webのマニュアルにもうちょっとわかりやすい記述を見つけたので、引用*1

  • .vmdk
    • 仮想マシンのハードディスクドライブの内容を格納する仮想ディスクファイルです。仮想ディスクは1 つ以上の.vmdk ファイルで構成されます。(略)
  • -<###>.vmdk
    • 仮想マシンにスナップショットが設定されると自動的に作成されるredo ログファイルです。(中略)このようなファイルは複数作成されることがありますので、ファイル名の重複を避けるため、ファイル名のxxxxxx の箇所には独自のサフィックスが付けられます。

ここでは、 という名前の仮想マシンを例に挙げています。

第4章 VMware Workstationの基礎 仮想マシンに関連するファイル:『Workstation5 ユーザーマニュアル』,VMware,p.100,2005.2.

本のp.129の表でも、2つのvmdkファイルを並べて書いて欲しいな…なんて。

ところで、実際の仮想マシンの構成ファイルを見ていると、表にない拡張子を持つファイルがある。vmsdとvmxf。

これらについても、同じドキュメントの次のページに解説があった。

  • vmsd
    • スナップショットの情報とメタデータを保存する集中ファイルです。
  • vmx
  • vmfx
    • 注意: チームに属する仮想マシンの補足構成ファイルです。
    • 注意: 仮想マシンがチームから外れた場合、.vmxf ファイルは残ります
第4章 VMware Workstationの基礎 仮想マシンに関連するファイル:『Workstation5 ユーザーマニュアル』,VMware,p.101,2005.2.

vmxがメインの構成ファイルだから、これだけを本には載せたってことかな。

*1:出典がWorkstationのドキュメントだけど、拡張子とファイルの関連はファミリー製品間で早々変わらないだろうから、信じることにする。