メモ:Fedora13のインストール方法

Fedora13のインストールではまったのでメモしておきます。

物理マシン(AMD Athlon 64)へのフルインストールです。インストールイメージは、Fedora-13-x86_64-DVD.iso をDVDに焼いて使用しました。

上の手順に追加で必要だったことは、概ね次のとおりです。

  • BIOSのアップデート
  • bootオプションでメモリ割当て
  • bootオプションにvesaを追加
  • ネットワークリポジトリの利用

以下、詳細。

「Not enough memory to load specified image.」を回避する

インストールメニューで「Install a new system or upgrade an existing system」を選択すると、イメージの読み込みが開始されます。

まず、次のメッセージが出て、インストールが止まりました。

Not enough memory to load specified image.

そこで、bootオプションで、明示的にメモリを割当てました。(「boot:」の次にタイプ)

linux mem=2048M

# 上では、2GBを指定しています。

この後、一旦進みますが、再び同じメッセージが出て、インストールが止まります。

BIOSをアップデートしてからやり直すと、上のメッセージを回避できて、インストールが進みました。

「Probing EDD(edd=off to disable)」後の停止を回避する

次に、次のメッセージが出て、インストールが止まりました。

........ready.
Probing EDD(edd=off to disable)...OK
「acpi=off」試行で失敗

bootオプションに「acpi=off」を追加すると、一旦進みました。しかし、上と同じメッセージが出て、インストールが止まりました。

「edd=off」試行で失敗

bootオプションに「edd=off」を追加すると、一旦進み、上のメッセージは回避できました。しかし、やはり「ready.」でインストールが止まりました。

「text」試行で失敗

bootオプションに「text」を追加すると、テキストモードでインストールを完了できました。しかし、reboot後、/etc/inittabのrunmode設定を書き換えても、グラフィックモードに切り替えることができませんでした。runmodeを3(CUI)から5(GUI)に書き換えてからrebootしたら、青白バーの画面から先に進まなくなってしまいました。

「vesa」試行で成功

bootオプションに「vesa」を追加すると、グラフィックモードでインストールが開始されました。ヤッタヨ!! ATIドライバの使用を避けるためのオプションだそうです。詳しくは分かりません。。。

(オマケ)「text vesa」試行で失敗

なお、テキストモードでインストールしつつvesaオプションを指定する、というのも試しましたが、textオプションのみで試したときと結果は同じでした。つまり、インストールはできますが、グラフィックモードに切り替えることができませんでした。

パッケージのインストールを完遂する

そして、パッケージのインストール中にエラーが起き、インストールが中断されました。

A fatal error occurred when installing the libgcj package.This could indicate errors when reading the installation media.Installation cannot continue.

gccjavaランタイムライブラリが入らないそうです。知らんがな。

インストール再開はできませんので、電源ボタンの長押しで最初からやり直します。

インストールパッケージを減らして失敗

最低限の構成+α(GUIモードが必要なのでそのあたり)だけにして、パッケージのインストールを行いました。しかし、別のパッケージのインストール中にエラーが起き、インストールが中断されました。

リポジトリをメディアからネットワークに切り替えて成功

パッケージのインストール時に、インストールメディア内のリポジトリを指定していましたが、Webのリポジトリに切り替えました。

これで、すべてが上手くいきました。おつかれさまでした。