『改訂第2版 要求を仕様化する技術・表現する技術』

読みはじめました。

要求やら要件やらの領域は高度に抽象的な内容を扱うため難しく、また書籍の良し悪しを判断することも難しいです。そのような認識(偏見?)から日頃手が出ないのですが、先輩2人から別々のタイミングでこの本を勧められたので、良書と信じて読むことにしました。

仕様が曖昧な状態をカバーしてくれるような設計技術はありません。

清水吉男:『改訂第2版 要求を仕様化する技術・表現する技術』,p.46,技術評論社,2010.5.
  • 仕様にないものは設計できないし、設計がないものは実装できない
  • バグの直接原因は設計でも、改善対象とするべき根本的な原因が仕様にあるケースに気づくべき
  • 要求仕様書(要件定義書)に何がどう書かれるべきかを理解する必要がある
  • 仕様の不足があると、実装者が想像して実装し、当初設計した構造が傷ついていく

冒頭から上記のような話で、思い当たる節が山盛りです。耳と胃が痛い感じですが、これは勉強になりそう。